09月26日...................................今日は久しぶりに編集部へやってきた。この数週間のあいだには日本からの来客もあったが、休暇のメインイベントはクロアチア旅行だった。「なぜクロアチアへ?」と何人に聞かれたことだろうか。特に日本人やアメリカ人には「危なくないの?大丈夫?」と言われた。私はその度に、未だ見ぬ地のことをいろいろと説明しなくてはならなかった。ドイツ人の友人には既にクロアチアを旅している人も多く、みな「きれいなところだよ」と口々に言った。実際のところ、旅行のきっかけとなったのは、クロアチア人の友人が見せてくれたスライドであった。アドリア海沿岸の美しさに魅せられた私達(インターナショナルクラブの女性10名)は、クロアチア人とクロアチア在住経験のあるドイツ人女性が企画してくれたツアーに参加することに決めた。現地では英語を話すガイドが観光名所を案内してくれたのだが、ガイドの中にはドイツ語のほうが得意な人もあり、気が付くと途中からドイツ語になっていることもあった。クロアチアに来る観光客の過半数がドイツ人ということを考えると、観光業で生計をたてるにはドイツ語が必須なのであろう。ドイツ人以外には、イタリア人とイギリス人観光客が多く、日本人観光客もたまに見かけた。観光地のレストランやホテルの客引きは、ドイツ語・英語・イタリア語を駆使して、かなり積極的にアプローチしてきた。彼等は、観光客の外見から瞬時に国籍を割り出しているようで、これがほぼ100%当たっているのだ。私が一番驚いたのは、レストランの客引きに日本語で話しかけられた時だ。彼は「卓球の合宿に参加する為に横浜に滞在したことがある。」と言った。好感がもてる青年だったので、そのレストランへ行ってみたが、肝心の料理とサービスはまあまあというレベルであった。しかし、今回行ったレストランはどこも大差はなかったので、この店もまあ良しとしよう。これは決して悪い意味ではなく、どの店でも、クロアチア産のワインと野菜料理、焼き魚やタコサラダなどが手頃な値段で食べられたという意味である。魚介や野菜料理が好きな人には最高のリゾート地であろう。アドリア海の真珠といわれる都市“Dubrovnik”は想像以上に素晴しく、天気にも恵まれて海で泳ぐこともできたし、大満足の旅であった。しかし今回ほど、中欧(東欧)におけるドイツとドイツ語のパワーを思い知らされた旅はなかった。クロアチアのSplit空港はドイツ人で溢れかえっており、免税店は全てドイツマルク表示であった。店員は終始ドイツ語を話し、私もドイツ語で受け答えした。なんだか不思議な気分だった。マヨルカ島もこんな感じなんだろうか?いや、クロアチア以上であろう。旅行の為にドイツ語を学ぶのも悪くないかもしれないと思った。(ミサ)

 

09月05日...................................先週末から今朝まで、我が家にはアメリカから客がきていた。彼女は久しぶりのヨーロッパ訪問とあって、いろいろと期待してくれていたに違いない。着いた日は、アルスター湖の祭りの真只中で、ハンブルク中心部は車道も歩道も大混雑していた。長時間のフライトの疲れも考慮して、私達は家でのんびりと過ごした。日曜日は、日帰りでデンマークのコペンハーゲンに出かけた。北欧は日本や北米から遠く、なかなか訪れる機会がないものだ。私達は、ハンブルクに住んでいるという“地の利”をいかして、朝7時に車でコペンハーゲンに向けて出発した。強風プラス大雨という悪天候のなか、何度引き返そうと思ったことか・・・。しかし、私達はYahooの世界の天気予報(ハンブルクは雨、コペンハーゲンは晴れ時々曇り)を信じて、荒れ模様の北海を渡って走り続けた。フェリーでの移動を含めて約4時間で人魚の像(観光名所)の前に到着した。コペンハーゲンは晴れていた!が、やはり肌寒かった。9月の北欧は明らかに観光シーズンのピークを過ぎていた。しかし私達は、人魚の像撮影後、港を散歩し、ニューハウン Nyhavn で昼食をとり、チボリ公園(4月中旬〜9月下旬のみ開園する150余年の歴史を誇る遊園地)内を散歩して夕方まで楽しく過ごした。ハンブルクもすっかり日照時間が短くなったものだ。私達は往復とも、暗い道のりを走らなければならなかった。そして昨日は、遅めの朝食後、ハンブルク観光へと出かけた。アルスター湖周遊船 Alster - Rundfahrt に乗っていた約50分間は、太陽が顔を出してくれたので助かった。しかし、数週間前からハンブルクはすっかり秋の臭いに包まれていることは誰もが感じているであろう。彼女が北ヨーロッパにいた間、一度も傘をさして歩かずに済んだのはラッキーだった。ある時「折り畳み傘はどこでも売ってるの?」と彼女は聞いた。彼女の住むアメリカ東部のメリーランド州では、人々はどこに行くにも車で移動するので傘は利用しないし、売っているのをあまり見ないそうだ。夜暗くなってからのみならず、明るい時間帯でも歩いている人はほとんど見かけないらしい。危険だからというのがその理由で、主婦は車で買物に出かける際も時間帯を変えたり、道を変えたりして、狙われないように注意しているそうである。私は、治安面で心配のないハンブルク(もちろん最低限の注意は必要だが、ここが銃社会でないという意味で)で生活していることを有難く思わずにはいられなかった。苦手な車の運転をすることなく、電車やバスで街を自由自在に闊歩できるハンブルクを誇りに思った。彼女のハンブルク滞在の感想は「こんなに歩いて移動したのは久しぶりだったし、女友達とカフェでお茶を飲んだり、ウィンドウショッピングするという行為が東京での生活を思い出させた」というものであった。アメリカでの生活を羨ましく思っていた私にとって、ハンブルクでの生活の良さを再認識させられた彼女の言葉であった。(ミサ)

 

08月23日...................................先週の日曜日は、リューネブルガーハイデへエリカの花を見に出かけた。街道の名前の由来ともなったエリカの花の原野は、8月初めから9月末がハイシーズンであり、広大な大地をピンク(薄むらさき)に染める満開のエリカを見ようと、毎年大勢の観光客がやってきます。エリカの咲く所は自然保護区域となっている為、友人とウンデロー Undeloh(最も観光に便利とされる場所で、インフォメーションや大きな駐車場がある)まで車で行き、そこからハイデの中央にある集落ヴィルゼーデ Wilsedeまでは馬車に乗って行くことにしました。馬車は自転車に追い抜かされる程のろかったのですが、雰囲気はなかなか良かったので、一人10マルクの価値はありました。ヴィルゼーデではハイデ博物館を見学し、その後は歩いてヴィルゼーダーベルク(エリカ原野を見渡せる丘)を目指しました。そこからの景色は本当に素晴しく、来て良かった!と実感しました。しかしその後が大変でした。丘の上から車を停めてあるウンデローまで直線距離にして5キロ以上あり、しかもアップダウンのくり返しで、私達は2時間以上も歩き続ける羽目になりました。途中すれ違った人々も、みな一様に疲労困ぱいした様子で、特に自転車にのっている人達は本当に辛そうでした。レンタサイクルは、途中で投げ出すわけにもいかないので、健脚で体力に自信がある人向けという印象を受けました。徒歩だったら、自分のペースを守って無理さえしなければ誰でも大丈夫!その夜、私は心地よい疲労感に包まれ、ぐっすり眠ることができました。みなさんも、是非一度エリカの原野を歩いてみてください。運が良ければ、黒いハイデ羊の群れを見つけられるかもしれませんよ。(クラウディア)

※リューネブルガーハイデ散策の出発地ウンデロー Undelohへは、ハンブルクからアウトバーンA7でハノーファー方向へ行き、エゲストルフ Egestorf下車、そこから西へ約8キロです。

 

08月15日...................................先週の木曜日から日曜日にかけて、私達シティマガ編集部は取材を兼ねてドイツ国内を車で旅してきた。たった3泊4日でライン川下り、ノイシュバンシュタイン城とリンダーホーフ城見学、ミュンヘン・ニュルンベルクでビールとソーセージ三昧、おまけに編集長はゴルフもしたのだから、どれほどハードな旅だったかは想像に易しいであろう。この限られた日数で、予定がびっしり詰まっていたのだから、入念な準備および下調べは不可欠であった。まず、ハンブルクで手配できること(ノイシュバンシュタイン城の入場券の予約、ワイナリーでの試飲とセラー見学のアポなど)は全てやっておいた。宿泊先も行き当たりばったりではなく、カタログを取り寄せ比較検討後、全て予約しておいた。それと、旅のプライオリティーもみんなで話し合って明確にしておいた。そのかいあってか、古城ホテルも、街中のホテルもロケーションも部屋自体も申し分なく、最初に予定していたスケジュールは全てこなすことができたし、さらにオーストリアのプラン湖周辺もドライブできた。私にとって初めての南ドイツ訪問は、天気にも恵まれ、素晴しい体験となった。また、ハンブルクも良いが、やはりドイツの観光地のメッカである南ドイツとライン川周辺を実際に訪れて良かったと痛感した。他のドイツの都市を知ることにより、初めて、ハンブルクの良さ・特徴を的確に語ることができであろうから・・・。(ミサ)

※この取材旅行の詳細は、後日、シティマガ上でお伝えします。ハンブルクから日帰りできる北ドイツの街とともに、ドイツ国内旅行のノウハウも特集していきます。乞う御期待!

 

08月09日...................................このあいだの日曜の晩は、日本食レストラン“北海”に行った。とりあえずいつも通り“升酒”を頼んで、メニューを眺めた。“升酒”というと、ここ北海では今までに一度も“木の升”に入って出てきたことがないのだ。私は、あの木の香りが好きなのに...といつも不満に思っていた。しかしその晩、私は見てしまったのだ、隣の席の男性に“木の升”が運ばれているのを。どうして!?思いきって店員に言ってみた「わたしも木の升で飲みたいんですが...」すると、にっこり笑って店員は言った「女性には漆の入れ物でお出ししているんですよ」と。すぐに理由はわかった。口紅のせいだ。念のため聞いてみた「口紅をおとせばOKですか?」と。答えはOKだったが、私は「酒の為に口紅をしてこないなんて少し変だな。まるで歯医者に行くみたい。」と思った。次回からは、マイグラスならぬ“マイ升”持参で来よう!店員に呆れられるかもしれないけど...。(里美)

※7月から日本食レストラン“北海”は日曜日も営業しています。日曜日にお店が閉っているハンブルクでは、日曜の夜は外食したい人も多いのではないでしょうか?日曜日営業のお店が増えると、選択の幅も広がって嬉しい限りですね。ちなみに私は、北海の“海老だんご湯葉揚げ”が大好きです。一度お試しあれ。

 

08月04日...................................ハンブルクには多くのプライベートミュージアムがあるが、中でも一番気になっていた“Hot Spice Gewuerzmuseum”に行ってきた。ここは、世界で唯一のスパイス博物館であり、ハンブルクの倉庫街 Speicherstadt の中の、絨毯を取り扱う業者が入っているオリエンタルな雰囲気の建物にある。入場料5マルクと引き換えに記念品(黒胡椒1パック)をもらった後、私は友人達と別れて、片っ端からじっくり展示を見学した。ここは、スパイス博物館だけに、説明を読んだり、機械を見学するだけでなく、すべてのスパイスを実際に手にとってにおいを嗅ぐことができるのだ。約60種類のスパイスを一通り嗅ぎ終わると、さすがに私の鼻もおかしくなってきた。香辛料全般があまり得意でない私の友人は、早く帰りたい様子だった。他の友人達は、たまたま多種のスパイスの原産国(インドネシア、イラン、中国)出身であり、スパイスを使う料理等の知識が豊富だった。彼女達に「日本はどんなスパイスがあるの?」と聞かれたが、とっさに答えられなかった。日本人は世界中から何でも輸入して生活に取り入れている為か、純粋な日本のスパイスと言われると思い付かなかったのだ。日本で生産されているスパイスは、唐辛子以外には何があるのだろう?七味と山椒は純粋なスパイスと言えるのだろうか?疑問である。日本のスパイスについての質問は適当にかわし、私達はシナモンコーヒーを飲んでスパイス博物館を出た。料理好きの女性には、是非一度おすすめしたいハンブルクのスポットである。スパイスを嗅ぎながら夕食の献立を考えるのも良いかもしれない。私はローズマリーを嗅いで、チキンをグリルしたくなった。(ミサ)

HOT SPICE Gewuerzmuseum:Am Sandtorkai 32
月曜休み、10時〜17時 詳細はこちらをクリック!

 

07月26日...................................先日、今年5月から始まった「Hamburg Dungeon」に行ってきた。このハンブルクの倉庫街 Speicherstadt に新しくできた観光スポットは、簡単に言うと、ディズニーランドのホーンテッドマンションに似たアトラクションである。その日は学生の団体が何組もいた為に、入場券を買うまでに1時間以上も並ぶ羽目になった。ドイツでこんなに並ぶことは初めてであり、入場前からまるで東京ディズニーランドに来たような気分である。チケットを買う前に、強く断らない限りは写真撮影が行われる。私達は、スタッフに頼み込んでパスさせてもらった。いよいよツアーの開始である。混雑しているせいか約30名のグループに入れられた私達は、この後約2時間も行動を共にすることになった。乗り物にのって見学できると期待していた私達は、ほんの一部を除いてずっと立たされっぱなしだったため、すっかり疲れ果て、途中からは早く終わることを祈っていた。ツアー内容としては、ペストの流行やハンブルクの大火、海賊シュテートベッカーなど、ハンブルクの歴史の暗い部分を中心に学べるようになっており、ドイツ語のわかる子供にとっては面白いかもしれない。しかし、ドイツ語圏以外からの観光客にとっては、一部のスライドに英語の字幕がついてはいるものの、あまりおすすめできないと思った。もう少し乗り物としての要素が多ければ、万人向けの観光スポットとなるであろうに残念である。しかし、ハンブルクではこのようなスポットは他にないので、興味のある方は一度出かけてみてはいかがですか。スタッフの演技がなかなか面白いですよ。(クラウディア)

Hamburg Dungeon:Kehrwieder 2-3 ,Block D
毎日10時〜19時(最終入場18時)、大人18DM/子供11DM

詳細はこちらの公式サイト(HP)をクリック!

 

07月17日....................................昨日は、友人のRICHTFEST(上棟式)に行ってきた。日本では、家を建てる際に地鎮祭を行うが、ドイツでは屋根の骨組みが出来た時に上記の儀式を行うらしい。場所は、ハンブルク市内から南へアウトバーンで10分程行ったMASCHENという緑豊かなところだった。ドイツ人の友人は、アメリカ人の夫と2人の子供がおり、今回念願のマイホームを持つことになった。私達が約束通り11時に現場に到着すると、屋根の上には星条旗とグリーンのリースが掲げてあり、既に他の招待客が順番に家の中を見学していた。私達もウェルカムドリンクを手に、一通り建築途中の家を見学した。地下には収納スペースとサウナらしきスペース、地上階には台所とゲスト用バスルームと居間、1階(日本では2階)には家族の為のスペースがたっぷり確保されていた。まさに、夢のマイホームである。同じ敷地内には友人の両親が暮らしており、共同の庭も広く、子供達にとっては本当に理想の環境であろう。ここドイツでは、まだハンブルクのような大都市周辺でも、車で少し郊外へ行けば土地に余裕があり、一軒家を持つのも夢ではないのだ。東京で生まれ育った私にとっては、なんともうらやましい住環境である。日本の地鎮祭とは異なり、堅苦しい儀式はなく、みんなでバーベキューをして、ビールやゼクトを飲んで会はお開きとなった。久しぶりに天気も良く、楽しい日曜日だった。今から家の完成後のパーティーが楽しみである。(里美)

 

07月14日....................................昨夜は、M編集長と待望のニジンスキーを観にハンブルク国立歌劇場へ行ってきた先週行われたプリミーエA・Bはチケットが入手できずに断念したが、昨夜は前から10列目で観ることができた。ジョン・ノイマイヤーの新作という点にも惹かれたが、今回はなんといっても、2名の日本人ダンサーの踊りが観れるというのが一番の楽しみだった。一人は94年からハンブルクバレエ団で活躍しているシミズ・サクラさん。もう一人は、先日ドイツニュースダイジャストにも紹介されていた服部有吉さん。彼は、今回のニジンスキーではソロの役で踊るということはわかっていたのだが、実際には準主役といっても過言ではない大役だった。小柄な体ながら、ダイナミックな演技で観客を魅了した彼は、誰にも増して目立っていたし、一番大きな拍手を浴びていた。私達は、同邦人として非常に鼻が高かった。次回の彼の出演作品も必ず観に行こうと思った。これからが楽しみな若手ダンサーである。みなさんも是非一度観に行って、彼のパワフルな踊りを堪能してください。(ミサ)

 

07月07日....................................今日は七夕。五節句の一つで、天の川の両岸にある彦星(アルタイル)と織姫星(ベガ)が年に一度出逢うという伝説の日だ。ズーッと昔、日本で真夏の夜空にみたキラキラと輝く天の川を思い出す。ヨーロッパにも天の川伝説はある。
昔、鳥達の道案内をするリンドという妖精の乙女がいた。リンドはとても美しく、求婚者はあとをたたなかった。ある時北極星が、リンドに求婚をしようと、宝石をちりばめたマントをきて降りてきたが、リンドは、 北極星と結婚するといつも同じ場所にいなければならないので、断わった。月が明るい光をまとって求婚したが、リンドは幾度も姿を変える人は信じられないと断わった。次に太陽がやってきた。太陽が歩くと 木々が芽をふき小鳥が歌ったが、リンドは太陽といっしょだといつも同じ道を歩かなければならないので 断わった。最後にいくすじもの光を放ってオーロラがやってきた。リンドは一目でオーロラに恋をしてしまった。 ところが、オーロラはリンドが花嫁衣装の支度をしにいくと姿を消したまま、とうとう帰ってこなかった。リンドはウェディングヴェールをつけたまま、オーロラをさがして地上をさまよった。リンドの父で、 天空の神サヒロ大王は、娘を哀れに思い空に上げた。天の川はリンドのヴェールがなびく姿だといわれる。
実は今日7日はリロ(僕の彼女の母親)の誕生日だ。とても純粋で素直、少し気が強いが何でも相談出来る素敵な女性だ。明日は誕生パーテイ。(ドイツでは誕生日が平日の場合はその週末にパーテイを開く事が多い。)もう1人、僕の親友の誕生日も7日だ!七夕に生まれた女性は何故か皆キラキラ光る素敵な女性が多い! やはり天の川の影響か?!  Die herzlichsten Glueckwuensche zum Gebrutstag, viel Glueck und Erfolg sowie die Erfuellung aller Wuensche fuer das neue Lebensjahr und fuer alle Zeiten, wuenscht euch, liebe Lillo und Misa............ Andreas

 

07月03日......................................ロシアで生まれた世界的天才ダンサー・ニジンスキーの展覧会がハンブルク美術工芸博物館で開かれているので行って来た。今年はちょうど追悼50年である。61歳でその生涯を終えるまでダンス、振付けと常に最高のダンスを追求してきた。その彼をモチーフにしたエッチング、油絵、彫刻などの作品が目白押しである。レオン・バクストやジョン・コクトー等30人以上の芸術家が競って彼を題材にした作品を発表している。僕の好きなジョン・コクトーのドローイングは最高だ! ニジンスキーの人柄が伝わって来るのを感じた! それにしてもこの展示会作品の約80%がハンブルク国立歌劇場の監督であり振付師のジョン・ノイマイヤー氏の所蔵である事に驚く。さすがに彼が師と仰ぎ常に意識してきたのも頷ける。7月2日〜16日までバレー週間がハンブルク国立歌劇場で開催され、2日、4日、13日のニジンスキーには若干19歳の日本人ダンサー服部有吉クンがソロの役で踊る!是非お見逃し無く!(松永)

 

06月27日........................................ここ数日のハンブルクは、冬のような天候が続いている。冬服を引っ張り出そうか悩むところである。金曜の夜は、市庁舎前広場で行われている「Stuttgarter Weindorf」で編集長と一杯やっていたところ、嵐のような大雨にやられ、ずぶぬれになってしまった。それでも数時間コップ酒(ワイン)を飲み続けて、風邪をひかなかったのが不思議なくらいだ。そして、25日の日曜日は、日本人会ソフトボール大会が予定されていた。小雨模様だったが、朝7時に起きて、会場のあるRahlstedtへと向かった。やはり、グランドには誰もいなかった。駐車場には、何台か車がとまっていた。きっと、実行委員の方々が、関係者に中止の旨連絡しているのであろう。残念である。この大会直後に日本へ帰る方々も多く、他のヨーロッパの都市へ転勤になる方もいると聞いている。昨日まで、2週間後の7月9日に延期する方向で話が進んでいたようだが、今朝になって「2000年度の日本人会ソフトボール大会は中止」との連絡をもらった。これで良かったと思えた。延期したところで、オリジナルメンバーは揃わないし、出場チームも半減するであろうから。来年は、青空の下で楽しくプレーし、美味しいお弁当を食べたいものである。(ミサ)

 

06月20日........................................先週の16日〜18日の3日間はChristpher Street Day Hamburg(ゲイのレズビアンの祭典)だった。勿論、ハイライトは、土曜日の正午から行われたパレードであり、ド派手なパフォーマンスで、それはそれは楽しいものであった。「自由都市」をうたっているハンブルクでは、同性間の結婚も認められており、かなりのゲイ・レズビアンが暮らしているのを御存じですか?ここドイツでも、田舎では、彼等は肩身の狭い思いをしているようで、自らの意志でハンブルク等の大都市に出てきて生活しているのです。彼等の中には、虹色グッズを車においたり、虹色の旗を家のバルコニーに飾ったりして、自分達の存在をアピールしている人も少なくありません。ハンブルク中央駅から程近いLange Reiheという通りは、たくさんのゲイ・レズビアンが暮しており、ゲイフレンドリー(彼等に対して好意的)なカフェや理髪店がたくさんあります。たいていそれらの店は、サービスが良く、お店のインテリア等も素敵なので、私もたまに遊びに行きます。 なぜだか、それらのお店に集まってくる人は、ルックスの良い人ばかりなので、人間ウオッチングには最高なのです。Lange Reiheには、上記のほかにも、インテリアグッズの店や洋服屋さん、レストランがたくさんあるので、機会があれば遊びに行ってみてはいかが?(クラウディア)

 

06月15日.........................................不思議な事が起こるものである。
この前、日本からオアシスのチケットを当サイトに依頼してきた圭くんが編集部に訪ねて来た。3月3日に福岡で公演されたオアシスのコンサートがボーカルの風邪でたったの3曲歌っただけでお開きとなってしまったそうだ。欲求不満を引きずった彼はハンブルク公演をオアシスのホームページから探り当てさっそくチケットの予約申込みをした、が....日本からの予約は出来なかったようで藁をも掴む思いで当サイトの掲示板に書込んできたのである。なかば諦めていたそうだが.....そこはそれ当サイト自慢の「困った時の神頼み」ではなく「困った時のシテイマガ・ハンブルク頼み」これを受けた僕はさっそく近くのチケット売場で当日券を購入、彼にメールを入れた。お礼のメールを受取り、彼の来独を待った。1週間の休暇を取ったそうでフランクフルト、ハンブルク、ミュンヘンとドイツ観光三昧をするそうだ。彼がフランクフルトに着いた日に宿泊ホテルから電話をもらったが行き違いで僕の方からメッセージをMr. Takechi Kei宛にホテルの受付に頼んでおいた。次の日ハンブルクに無事到着、メールのやり取りから2ヶ月後にお互いに始めて逢った。彼は少し緊張していたが 礼儀正しい好青年であった。念願のオアシスのチケットを手渡すと圭くんの顔から笑顔がもれ深く頭を下げてくれた。よっぽど嬉しかったのだろう。開演迄まだ時間があったので僕は近くの居酒屋でハンブルクの地ビールを御馳走した。ほぼ一息で飲み干した。地下鉄まで行き「今度はチャント最後迄コンサートが聴けると良いね!」と彼を見送った。彼は嬉しそうに何回も僕に頭を下げていた。僕は本当に気持ちが良かった!人に親切にしてあげる事の気持ち良さを再確認した。読者の皆さん1日1善ですぞ〜!(さる船舶業界とは全く関係ありません。あしからず!)僕はまた編集部に戻り仕事を再開した。しばらくすると電話が鳴った。受話器の向こうから
「松永さんですか?わたしTakechi Keiですけど!」
僕:「はあ〜?」
「貴方からのメッセージをホテルから受取ったのですが?」
僕:「はあ〜?圭くん?どうしたの?」
「圭ですけど、松永さんって何処の松永さん?」
僕:「...........?あのね〜圭くん今コンサート場にいるんじゃないの?」
「はあ〜?わたしフランクフルトのホテルにいますけど!」
僕はキツネに騙された感じというのを一瞬味わった。なんとその日フランクフルトの同じホテルにTakechi Keiという同姓同名が宿泊していたのである。僕の知っているTakechi Keiくんではなく、もう一人のTakechi Keiくんに僕のメッセージが手渡されていたのであった。なんとも不思議な事が起こるものである。この電話のKeiくんは学生で好奇心丸出し、一体どんな人なんですか?と聞いてきた。26才の好青年だよって答えると。へえ〜逢ってみたいなあ〜と言う。メール番号でも教えてあげようか?と言ったが、メールが無いという。へえ〜今時メールを持っていない学生がいるのかい。というとゴメンナサイとの返事。まあこの電話のKeiくんとはこれで会話終了。
不思議な感じはこの会話の後もズッーと引きずっていた......... 僕の同姓同名は日本には結構いるみたいだが一度は逢ってみたい気はするなあ〜。もしこれを読んでいる貴方が松永正泰(まつながまさひろ)なら一度僕にメールして下さい。チョット恐いが.......う〜ん、やっぱり逢ってみたい!(松永)

 

06月6日...........................................先週末は、ハンブルクから車でデユッセルドルフとケルン、ボンへ行ってきた。1泊2日の旅の場合、ハンブルクから500キロ位が限度かと思う。(運転手によるが・・・)初めて訪れたルール地方は、なぜか、日本の信州の諏訪周辺を思い出させた。デユッセルドルフでは、ラーメン屋さん(ハンブルクには1件もない!)に行き、ラーメンと餃子、大盛りチャーハンを食べた。どれも日本の味がして、感激してしまった。土曜日のデユッセルドルフは、ハンブルクより蒸し暑かったせいもあり、本当に日本にいるような気分になった。ボンは急遽行くことにしたので、ベートーベンの家とその周辺を歩いただけだったが、こじんまりとしたきれいな街で、行って良かったと思えた。今回の旅のハイライトであったケルンでは、大聖堂はもちろんのこと、「人体の世界展」を見に行った。これは、ドイツの「プラスティナツィオン研究所」のグンター・フォン・ハーゲン教授が開発した特殊技術を用いて、死体を保存処理して作った人体標本の展示であり、今年の2月12日の公開初日から大変な人気となっている。当然、ケルンの教会関係者からは「金儲けのために死体をさらしものにしている」といった批判もでているようだが、人間の体の構造がよくわかり、非常に面白かった。しかし、あまりのグロテスクさに、気分が悪くなる人もいるらしく、人体標本のすぐそばにトイレが設置されていた。私も、本物の肝臓を手で触った時は、本当にゾッとした。しばらくは焼肉屋さんには行きたくないとさえ思った。この「人体の世界展」は7月31日まで、毎日朝8時から深夜24時まで開かれています。この種の展示に興味のある方は、是非、この機会に行ってみてください。入場料は大人22マルクと安くはないですが、展示の内容が非常に濃く、無料でもらえるカタログは読みごたえがあるので、十分納得できると思いますよ。(ミサ)

 

05月29日.............................................昨夜は、友人数人とロシア料理を食べに行くことになっていた。その友人達とはほぼ月に一度のペースで食事会をしており、今までにはエジプト料理やカリブ料理に行った。今回は、私が幹事だったので、メンバーにレストランの詳細と日時をEメールしておいた。しかし、レストランに予約を入れようとダイヤルしたら「この電話番号は登録されていません」といったアナウンスが流れてきた。潰れていた!さて、困った。ロシア料理店なんて全くあてがない。仕方がないので、電話帳に載っていたお店”Gorki Park ”に行くことにした。レストランガイドと違って、何のコメントも載っていないので不安である。昨夜、この不安は現実のものとなった。実際に店の前まで行ってみたら、そこはクナイペ(ドイツで言う居酒屋)だった。食事メニューも一応あったので、”クナイペ・レストラン”と呼ぶことも出来るだろう。しかし、いずれにしても、月例食事会にふさわしい場所ではないのは確かである。でも、いまさら違う店をさがす気にはなれなかったので、そこで食事をすることにした。私は前菜としてボルシチ 4,99DM(これが一番まともだった)を食べ、その後ウズベキスタン風ライス 12,33DMを食べた。不思議な味だった。友人の注文したヌードルストロガノフ 14,88DMはもっと不思議な食べ物だった。不味いとは言わないが、決してまた食べたい味ではなかった。しかも上記のような不思議な価格設定のせいで、店員は会計時に手間取り、結果、計算を間違えた(安く間違ったような気がしたので、何も言わなかった)。一応BGMはロシアの音楽だったし、ウォッカベースのカクテルも美味しかったので、軽く飲みに行くのにはいいかもしれない。しかしレストランとしてははっきり言ってパっとしなかった。どなたか、本格的で美味しいロシア料理店を知りませんか?御存じの方は、是非、編集部まで御一報ください。ちなみに潰れていた店の名はLubovです。各種ガイドブックに出ている有名店ですが、もうありませんので気を付けて!(クラウディア)

 

05月22日.............................................昨日は約一年振りにソフトボールをした。もちろん、来月25日に行われる日本人ソフトボール大会の為の練習である。毎年ソフトボール大会の当日は、日頃どこに隠れていたのか?と不思議に思うくらい、大勢の日本人がハンブルク全域から集まってくる。一つの企業で何チームもエントリーしているところもあれば、複数の企業もしくはお店からの選抜メンバーで編成されるチームもあり、優勝を目指しているチーム、参加することに意義があるタイプのチームもあって、非常に面白い。私の参加予定のチームは、昨年予想以上の好成績を残したこともあり、今年は2チームエントリーしてしまった。ということは、運動神経やソフトボール経験の有無にかかわらず、”女”というだけで出場しなくてはいけなくなりそうである。なぜなら、各チームには子供(小学6年生まで!)もしくは女性2人を含まなくてはいけないからである。まあ、理由はともかく、人に必要とされていることは良い事であると自分に言い聞かせ、練習に出た私は、たった30分後に怪我してしまった。フライを取ろうとして慣れない手つきでグローブを構えたものの、指に強くボールが当たって跳ねかえり、結果エラーしてしまった。そのまま練習を続けたが、やはり後になって痛み出し、夜には真っ青なあざになっていた。今日、なんとか指は動くので大した事はないと思ったが、一応病院に行くことにした。いざ病院へ行こうと思っても全くあてがなかったので、電話帳でOrthopaedie(整形外科)の欄からいくつか選んで電話してみた。当然、ほとんどの病院は完全予約制をとっていて、すぐに診てもらうのは不可能であった。救急病院に行く程ではないが、早く診てほしい人はどうしたらいいのだろう?でも、何件か問い合わせれば病院はみつかるものである。私は、無事に下記の病院で”ただの打撲”と診断され、安心することができた。このぶんなら、本番はメンバーとして元気に出場できそうである。(ミサ)

Dr.med. Rainer M. Hofmann 
Facharzt fuer Orthopaedie...........................Jungfernstieg 7・20354 Hamburg 電話040-340035 診療時間: 9:00 - 13:00 、15:30 - 18:00 (月火木) 9:00 - 13:00(水金) 針治療もおこなう整形外科

 

 

05月17日.............................................先週、私の友人は突然の歯痛に襲われすぐに診てくれる歯科医をさがした。その時役に立ったのが、数年前にM編集長が通ったことのあるWandsbecker Marktstr.の先生だった。緊急の旨、電話で告げると、すぐに来るように言ってくれ、英語も問題なく通じた。受付の女性(先生の妹らしい)もとても感じが良く、また、実際の治療の前には、これから何をするかという説明があったので、とても安心できたようだ。友人は、先週末、遠方から家族が来ることになっていたので、歯が痛まないかとても心配していたのだが、先生に「問題ないよ。今日きちんと治療したからね。でも、もし今日ここに来なかったら大変なことだったよ。家族を喜ばせることなんて出来なかったかもしれないよ。とにかく、良い週末を!」と言われて、安心したそうである。先生はこうでなくっちゃ!困った時に行った病院でひどい対応を受けると、本当に最悪である。私は、日本で月に一度大学病院で診察を受けていたことがあったが、予約の時間に行って待っていても、いつも2,3時間待たされて最悪だった。会社を途中で抜けて行ったりすると、いつ戻れるかわからないので、本当に困ってしまう。受付の女性の態度も、たいていひどく憎たらしい。私がハンブルクで行った病院で、予約制ではなく、並んだ順のところがあったが、考えてみれば悪くない、むしろ平等なのでは?と最近思うようになった。まあ、いづれにしても、病院とは待たせられるところである。みなさんも、口コミもしくは、シティマガジンの情報(病院・医療事情)を利用して、待つ価値のある、信用できる病院にかかってください。(里美)

友人がお世話になった先生の詳細は下記の通り。

●Dr. Brehmer ...........................Wandsbecker Marktstr. 166 ・ 22041 Hamburg Tel.: (040)-680188 Fax: (040)-680298 診療時間: 7:00 - 12:00 14:00 - 18:00 (月) 12:00 - 19:00(火) 7:00 - 14:00(水) 12:00 - 19:00(木) 7:00 - 11:30(金) 設備の整った歯科医院。英語可。

 

05月5日..............................................昨夜は、久しぶりにBirdland(ジャズクラブ)に行ってきた。毎週木曜日はジャズセッションの日で、チャージなしということなので、演奏の方はそんなに期待していなかったのだが、予想以上に楽しめた。21時過ぎに入店すると、まだセッションではなく、とあるバンドが演奏していた。ハンブルクの中心にあるCottonclubがディキシーランドジャズ中心なのに対し、Birdlandは日によっていろいろと楽しめるのが魅力である。昨夜は、最初のバンドの演奏が終わるとフリーセッションが始まった。ピアノは終始同じ男性が担当していたが、その他のパートは次々に入れ替わり、見ていて飽きなかった。ジャズ好きな友人に、「ジャズはコードを知っていれば、知らない曲でもその場で演奏できる」と聞いて、なるほどと思った。トランペットやサックスは出演希望者がたくさんいて、1曲交代制のようになっていたが、素人の私にも上手い人とそうでない人の差は微妙にわかった。当然、観客の拍手の数も演奏者の技術に比例していた。これだけ楽しめて、一人18マルク(ビール3杯)で3時間。これから毎週木曜日はBirdlandに通ってしまいそうである。(ミサ)

Birdland:Gaertnerstr.122 電話040-405277

 

04月29日..............................................昨日から”ヨーロッパ祭り”が市庁舎前で始まりました。早速、昼にスペインのブースでパエリアとグラスワインを楽しみました。一部変更もあるかと思いますが、基本的には昨年と同じブースが同じ場所で営業しています。天気の良い日に出かけてみてはいかがですか。(里美)

Fest der Europaeer:市庁舎前広場にて、毎日10時〜20時               5月7日(日)まで

 

04月28日..............................................ハンブルクにもようやく”春”がやって来ました!ここ数日は、”春”を通り越して”夏”といった素晴しい気候が続いてますね。昨日は、仕事を早々に切り上げ、M編集長と友人達とピクニックに出かけた。集合時間は20時、集合場所は外アルスター湖にある某インビス(売店)の前であった。私の予想に反して、アルスター周辺はピクニック客で溢れかえっており、友人を見つけるのに少々苦労した。平日の夜だというのに、大勢の人がピクニックをしているのである。緯度の高いハンブルクは、夏は最長で23時位まで明るいので、アフター5にも十分にレジャーに時間が割けるのである。今回私が持参したのは、ワイン、チーズ、パン、サラミetc.、要するに宴会グッズである。私達は夕食をとっていなかったのだが、ドイツ人の友人達は家でAbendbrot(パンとチーズ・ハム等の加熱調理不要のもので済ませる軽い夕食)済みらしく、軽く飲んで、ケーキを食べたりしていた。さすがに、21時を過ぎると暗くなってきたので、用意してきたロウソクに火をともして、宴会を続けた。気がついたら周りの人々はとっくに帰ってしまっていて、私達だけがアルスターに取り残されていた。それもそのはず、時計は24時をさしていたのである。これからは、散歩三昧・ピクニック三昧になりそうである。今年の夏も、去年のような素晴しい天気に恵まれますように!(ミサ)

 

04月17日..............................................今日は、約10日振りに編集部へ出勤した。まず、2週間分の”ドイツニュースダイジェスト”といくつかの新聞に目を通して、ハンブルク生活への復活を試みた。注目すべきニュースとしては、ドイツ銀行とドレスナー銀行の合併撤回くらいだった。それと新聞には載っていなかったが、究極の覗き見番組”Big Brother”がまだ放映されていたことに私は驚いた。 ドイツ人の友人達からは「出演者の会話がくだらない」とか「電波の無駄使い」などという、批判的な感想しか聞いておらず、100日を迎えずに番組が打ち切りになるのでは?との噂があったからである。しかし、実際にはこの番組は非常に人気があり(高視聴率を記録しており)、途中で脱落していった元出演者がスターのようにもてはやされているのである。特に、先週プレハブ住宅から出ていった男性出演者Zlatkoは大人気で、CD発売の他、なんと雑誌”Stern”の表紙にも起用されてしまったのである。もともと”Big Brother”はオランダのテレビ番組であり、本国オランダでは第二弾”Bus”が現在放映されているそうだが、誰が好んでプライバシーを公開するのかetc.疑問がつきまとう番組と言われている。興味のある方は、暇つぶしに見てみてはいかが?(ミサ)

Big Brother:放送局が組んだ160平方メートルのセットの中(外部との接触なし)で、10人が100日間共同生活をする模様を、28のカメラと59のマイク・120人の スタッフによって編集され、放映されている。毎週、視聴 者の投票で、脱落者が決まり、最後に残った1人に賞金25万マルク(1マルク 60円として、1500万円)が出ることになっている。今回の唯一のタブーは、 トイレで用を足している映像のみで、あとはすべて放送の対象となっている。 仕掛け人は、オランダ人プロデューサーのヨーン・デ・モル(44)で、既に放映されたオランダでのハイライト は、参加者から生まれたカップルのベッドシーンだった。ドイツ最大 の民放RTLは、世論に配慮して、子会社のRTLIIに1800万マルク(約10億円) で放映権を取得させた。 ドイツでは、プライベートな部分を公開することの是非(人権侵害) と民放が行なうある種の人体実験に対する反発が議論となっている。       ※毎日20:15〜21:15(RTL2)、日曜日に特別編の放送あり

 

04月4日................................................先週末は、ハンブルクは天気に恵まれ、最高のゴルフ日和だった。私は、いつもの友人(先述の凄い女性)と一緒に久しぶりに練習に出掛けた。今回は、芝の上でアイアンとドライバーの打ちっぱなしをしてから、ミニコースに出て”寄せ”の練習をしてみた。これがまた、難しいのである。芝を掘りおこすばかりで、全然ボールが飛んでくれないのだ。いっそのこと、全てパターで転がしたほうが確実なのでは?と自問自答しているうちに帰る時間になってしまった。やれやれ。コンペに参加する日は、まだまだ遠そうである。(里美)

 

03月31日................................................昨日、この3月1日に開店したブティック”Aygill's”に買い物に行った。毎日、お店の前を通っているので、ウィンドーショッピングはしていたのだが、実際に店内をゆっくり見るのは初めてだった。店内は、天井が高く明るい感じで、なかなか好感が持てる。品揃えも、カジュアル着〜通勤着まで幅広く、オリジナルの鞄などの小物や、インテリア用品も取扱っている。サイズは商品によって異なるが、XSは小柄な日本人でも着れそうな大きさであった。今回は、ビーズの小物(ネックレスや指輪として、また、ナプキンリングとしても使えそうな優れもの)を購入しただけだったが、記念品としてオリジナルの手鏡がもらえた。店員にどこのブランドなのかと尋ねたところ、「ドイツよ!」と誇らし気に答えてくれた。私は、てっきりドイツ以外のヨーロッパ発のブランドかと思っていた。なぜなら、かなり垢抜けたブティックだったからである。(失礼!)

AYGILL'S:Moenkebergstr.27 電話040-32094200

小柄な方も、洋服以外にもたくさんの商品があるので、一度チェックしてみてはいかがですか。(ミサ)

 

03月23日................................................先日、私は、久しぶりにロンドンへ遊びに行ってきた。学生の頃から何度となく足を運んできたヨーロッパで一番好きな街である。パリもフィレンツェも素敵だと思うのだけど、なぜか私にはロンドンが一番しっくりくるのだ。今回は、久しぶりの英語圏に心踊らせ、食事・買物・友人との再会など十分に満喫するつもりであった。しかし、昨今のユーロ安のせいで、私のドイツマルクは紙切れのように感じられ、何も買うことが出来なかった。200ポンドを両替えするのになんと660マルクも必要だったのだ。しかも、もともとの物価がロンドンは東京並み(いやそれ以上)に高いので、もうお手上げである。比較的手頃な飲茶を食べて、ケンブリッジとグリニッジ(有名な天文台がある所)をぶらぶらして、不完全燃焼のままハンブルクへと戻った。みなさんは、今年はどちらへ旅行に行かれるのでしょうか?私は、次回は、スペインやイタリアなどのユーロ通貨圏内の比較的物価の安い国へ行こうと思っています。そして、思いっきり食べて飲んでストレスを発散してくるぞ!(クラウディア)

 

03月13日................................................先週末は、我が家の”引越しお披露目パーティー”であった。IKEA通い・BAUHAUS通いもようやく終了し、引っ越し後2ヶ月経った今、ようやくパーティーをする運びとなった。ハンブルク市内間の引っ越しではあったが、アパート自体がかなり小さくなったこともあり、山とあるガラクタを隠して収納するのに手間取り、落ち着くまで時間がかかったのであった。さて、今夜の招待客は約30名(実際に来たのは20名程度)。今回は、みんなに過度な期待を抱かせるのを避けるために、招待する時点で”21:00スタート、寿司は出ない”と伝えておいたから、気がラクである。女性客の何人かには、フィンガーフード(手で食べられるもの)を頼み、M編集長には日本酒持参と念を押し、ホストとして私は、瓶ビール2ケース、ソフトドリンク類、ワインとつまみを用意しただけ。そう、完全に”持ち寄り飲み会”である。みんなが揃ったのが22時すぎ、予想通りビールが順調になくなっている。日本酒は紙パック入りという点を指摘するドイツ人がいた為か、思ったよりも減りが遅い。一瞬、”生意気なヤツだ”と思ったが、確かに、牛乳だってオレンジジュースだって、紙パック入りより瓶入りの方が美味しいと言う人は多い。そういえば、以前、ドイツ人に缶ビールを出したら”なぜ瓶ビールを買わないのか”と怒られたことがあった。”ドイツでは、ピクニックの時位しか缶ビールを飲まない”というのが彼の言い分であった。私は、瓶類を返却するのが面倒臭いだけだったのに...。さて、飲み会であるが、常に2〜3グループに分かれて盛り上がりをみせ、あっと言う間に時間が過ぎていった。最後のゲストが帰ったのが朝の5時30分すぎ。ホストとしてみんなと万遍なく話したし、パーティーは盛り上がったし、大満足の一晩であった。もちろん、そのままフィッシュマルクトに行く元気は、私には残っていなかった。(ミサ)

 

03月11日................................................今日は、ハンブルクでの2回目のゴルフの練習に出かけた。最近、週末はいつも天気が悪いので、雨や雪を理由に練習を中止するわけにはいかない。5月(遅くても6月)にはゴルフコンペに参加したい私としては、一日でも早く、まっすぐボールが飛ぶようになって欲しいのである。実は、かつて遊び程度ではあったが、ゴルフ部に入っていた私としては、あんまりひどい格好を他人にさらすわけにはいかないので、いつになく真面目に取り組んでいる次第である。一緒に練習している友人は、大学時代にラクロス(ドイツでの知名度はないが、カナダやオーストラリア・日本では有名な、グランドホッケーのような球技)をやっていた凄い女で、ゴルフのフォームもなかなかキマッている。彼女との楽しい(!?)特訓はしばらく続きそうである。(里美)

 

02月28日................................................最近、一週間があっという間に過ぎていく気がするのだが、私ももう若くはないのだろうか?また日曜日がきてしまった。”日曜日には散歩”と前に書いたが、私としては、それだけではどうしても飽きてしまう。年中無休・24時間営業に慣れ親しんでいる人間の悲しい性である。今日は、ふと、ドイツの閉店法の例外”旅行者に必要なものを提供するために、ガソリンスタンド・駅・空港では、日曜日も商品を販売を認める”ということを思い出し、ハンブルク中央駅 へ行くことにした。途中のモンケベルク通りでのウインドーショッピングもそこそこに、中央駅の本屋を目指した。 そこには、確かに”旅行者”の姿もあったが、暇つぶしに来ているハンブルクっ子がたくさんいた。場所柄、世界各国の新聞や雑誌が豊富であり、立ち読みしていても誰にとがめられる心配もない。なんで今まで気が付かなかったんだろう!?1時間程経って、そろそろ帰ろうとした時に、誰かが私の背中を叩いた。振り返ると、昨夜一緒に出掛けた日本人の友人が立っているではないか!「考える事は同じだね」と二人で笑った。みなさんは、どんな日曜日を過ごされてますか?そうそう、中央駅の本屋以外だと、各美術館のショップもお薦めですよ!(ミサ)

 

02月22日.................................................ここ数日間私は、左目の”ものもらい”に悩まされている。先週水曜日にAlsterschwimmhalleで泳いだので、そこで感染したのかもしれない。スイミングスクールに通っていた子供の頃は、年に何度も”ものもらい”に感染し、その度に目薬で簡単に治してきたが、今回はなんだか手強そうである。ハンブルクで初の”ものもらい”をやっつけるべく、まずはドイツ語の辞書を手に取った。ドイツ語ではGerstenkorn(中性名詞)ということがわかった。さっそく単語をメモして薬局に行き、瞼につけるタイプの軟膏を手に入れたのが土曜日であった。その晩は、痛い・醜いの二重苦を理由に、パーティーも欠席し、家でじっとしていた。しかし、月曜日になっても一向に良くならないので、M編集長に付き添われ近所の眼科へ行くことにした。私は「ドイツだと、すぐに切断除去される」という話を聞かされていたせいもあり、けっこうドキドキしていた。しかし、なんてことはない、2時間待たされた後の診療時間はわずか10分であり、「今使っている軟膏で様子をみましょう。治らなかったら、来週きてください。」と言われておしまいだった。な〜んだ。あっけなかった。しかし私は、今、切断しないで済んだという安堵感と、本当にこれで治るのか?という不安の間で揺れ動いている。「なんでもいいから、早く治って」と祈る日々が続きそうである。(クラウディア)

 

02月8日.................................................昨夜は”坂本龍一コンサート”を聴きにKleine Musikhalleへ行った。 チケットは完売していた。客層は、日本人もかなり多く見かけたが、ほとんどは20代〜40代のドイツ人であった。オープニングは、DJ風のナレーションと不思議な音楽で構成されており、疲れ気味であった私は居眠りしそうになった。しかし、ピアノの演奏が始まると眠気は一気に吹っ飛んだ。ピアノのみのコンサートというのは、なんとMusikhalleの雰囲気にマッチしていることか!知っている曲も”戦場のメリークリスマス”や”ラストエンペラー”のテーマ曲の他にも何曲かあり、約2時間たっぷりと楽しめた。日本人女性陣の「龍一さん、頑張って!」という声援に、恥ずかしそうにお辞儀をする彼の姿が印象的だった。とてもリラックスした気分で家に帰った私は、風邪で来られなかった編集長M氏のことを気の毒に思った。(里美)

 

02月7日.................................................先日、何か少し変った料理を食べたいと思いたった私は、 カリブ料理レストラン”Roatan”へ行った。 入り口からアマゾン風の観葉植物が生い茂っていて、なかなか 良い雰囲気である。 店員のおねえさん(ラテン系)の親切なアドバイスに従って、 前菜盛り合わせ2人前を4人でシェアし、その後各自メインを取ることにした。 前菜はズッキーニなどの野菜と豆数種、肉料理がバランス良く盛り付けられていて、味も量も大満足であった。 私は、メインとして、ハウススペシャルの中からさんざん迷ったあげく”スカンピ”を注文した。 数種のスパイスで味付けされたエビ(全長約8センチ)はカラッと揚がっていて、 ズッキーニソテーとライスとともに提供された。香ばしさ味付けともに申し分なく、 私は夢中になって、頭から丸ごとパクパクと食べた。5匹程食べたところで、同じスカンピを食べているドイツ人の友人 のほうに目をやると、食べ残したスカンピの頭が灰皿に積みあがっているではないか。 「丸ごと食べられるように揚っているし、頭が美味しいんだから!」という私の声に耳を貸す人は いなかった。仕方がないので、店員のおねえさんの意見を聞くことにした。 しかし、私の予想(期待)に反し、「頭は食べません」と彼女は言った。 その夜は、「ミサは口に入るものはなんでも食べるからなぁ」とからかわれ続けた。 顔では笑ってみせたが、内心は穏やかではなかった。 絶対納得できない!日本では、”川エビの素揚げ”など、丸ごと食べるのが常識ではないか! その夜はベットに入ってからも”スカンピ”のことを考えていた。(ミサ)

 

01月31日.................................................昨夜は友人Ankeの誕生日パーティーであった。彼女はスタイリストを職業にしているドイツ人女性で、今年で35回目の誕生日を迎えた。私は友人と4人で誕生日プレゼントとして”Anti Aging Kit(目もとたるみ防止パックなど、数々の老化防止コスメの詰め合わせ)"を用意して会場へ向かった。その会場がとても不便な場所にあり、見つけるのに少々苦労した。指定された住所には、倉庫あるいは今にも倒産しそうな町工場風のビルが建っていた。その1階(日本式2階)の突き当たりにある、青いドアの奥がパーティー会場であった。パーティーは予想していた通り、業界人たちの秘密パーティー風であった。そこで初めて、Ankeには別居中の夫がいること、しかも彼は俳優であることを知ったのだった。会場には彼女の昔のボーイフレンドや仕事仲間(いわゆる業界人という類の人々)、彼女の母親まで来ていた。確かに、素敵な垢抜けた感じの人(ドイツでは少数派)が多く、私はビュッフェを食べるのも忘れて、人間ウオッチングに精を出した。実際に、何人も俳優が来ていたようだが、ドイツの芸能人に疎い私には、誰が俳優で誰が素人か全くわからなかった。ああ残念!!早速、一緒に写真を撮った俳優(トルコ人)の出演しているドラマを見せてもらう約束をした。みなさんはドイツの俳優を何人知っていますか?私はゼロでしたが、これから少しづつ研究してみようかな。そうすれば、ドイツ語のテレビ番組に親しみが持て、ドイツ語の能力もアップするかもしれないので.............。(里美)

 

01月24日.................................................昨日は快晴であった。となると”散歩”である。太陽の陽射しが貴重なハンブルクでは”晴れ=散歩”である。フランス風クレープとシードル(詳細はレストラン欄を参照ください)でブランチを済ました私は、エルベ川沿いを2時間程散歩した。Deichstr(ダイヒ通り)からBaumwallを抜けてミヒャエル教会へ行くという観光客向けコースであった。カメラを首にかけていた私は、どこから見ても”観光客”である。前夜の雪が凍っていて歩きにくい場所もあったが、久しぶりに”良い散歩”だった。前回の散歩は確か2000年1月1日。ドイツ人の友人達と雨模様にもかかわらず、アルスター湖周辺をたわいもない話をしながらブラブラした。先程”晴れ=散歩”と書いたが、ドイツ人は雨でも雪でも傘を持って散歩に出かける。日曜日にはお店も開いていないし、散歩くらいしかやることがないからか?エルベ川沿いやアルスター湖周辺は散歩を楽しむ人で常に混雑している。他人との歩調を考えて歩くなんて、日本の繁華街並みである。とにかく、エルベとアルスターはハンブルクっ子の誇り、みんな毎週のように足を運んでいる。散歩後家に戻ると、前出の友人(ドイツ人)から「今日は最高の天気だから一緒にアルスターを散歩したかったけど、家に居ないようで残念だ。ばったりアルスターで会えるといいけど。」というメッセージが入っていた。私もドイツ人に負けず劣らずの散歩好き。「また、一緒に散歩しよう!」とすぐに連絡を入れておいた。(ミサ)

 

01月17日.................................................先週末、突然アムステルダムに行く事になった私は、最も安上がりな長距離バスを利用した。今まで、ベルリン・ハンブルク間のバス(往復57DM〜)は利用したことがあったが、長距離でしかも夜行バスを利用するのはドイツでは初めてであった。私が今回利用したのは”Gullivers”という会社が運行している21時30分ハンブルグZOB発、翌朝5時アムステルダム中央駅着の便(毎日運行、往復119DM)であった。途中ハノーバーで再度乗車券の確認があり、その際に「座りたいですか?それとも眠りたいですか?」というようなことを聞かれた。当然「もし可能なら、眠りたいです」と答えた私は、10DMの追加料金を払うと、バスの外でしばらく待つように言われた。10分程してバスに戻ると、バスの一角のシートが180度倒されて、2段ベットが用意されていた。その”下の段”で寝るように言われた私は、あまりの狭さと無理のある設定に唖然としてしまった。乗客約40名の内ベッドを希望したのは私を含めて5,6人だけであり、一晩中周りに見られている気がして恥ずかしかった。そして何より、バスの揺れが激しく、何度も吐きそうになったのが辛かった。ようやく少し眠れた頃に真っ暗なアムス中央駅で容赦なく降ろされてしまった。友人との待ち合わせは18:00過ぎ、いったいそれまで何をしようか?外が明るくなるまでもまだ3時間以上もある。中央駅には酔っぱらいや物乞いがたむろしていて、とても長居はできそうにない。結局スキポール空港まで行って朝食を食べ、99年新装オープンした”ゴッホ美術館”や”アンネの家”などを見学して夕方まで過ごした。久しぶりに再会した友人にアムステルダム名物であるインドネシア料理を御馳走になり(というより、強引におごらせ)、楽しいひとときを過ごした。そして、深夜再びバスに乗り、ハンブルクへと帰った。日曜日の8時頃には家で二度寝することができた為、今日(月曜日)はそれほど疲れが残っていないのが幸いである。しかし、ハードな旅であった。興味を持たれた方は、ハンブルグ中央駅裏のZOB(長距離バス発着場所)で詳細を確認してください。アムスの他、ブリュッセルやパリ、ロンドン、ロシアやポーランドなどの東欧方面行きのバスが格安な料金で運行されています。ただし、決して万人向けとは言えないけれど..........。(クラウディア)

 

01月11日.................................................2000年を迎えてすぐに引っ越しをした私は、ここしばらくIKEA通いをしている。日本にいた頃は、ヨーロッパに住んでIKEAで家具を買ったりすることを楽しみにしていたのだが、最近はうんざりしている。なぜなら、IKEAの手前数キロ地点からすでにひどい渋滞が始まり、駐車場は常に満車、レジには長蛇の列、本当に時間も体力も消耗するからである。先週の土曜日はあまりの混雑ぶりに、途中で入店を断念して帰って来てしまった。その時点で15時すぎ。16時で全ての店が閉店するドイツではゲームオーバー同然である。そんなわけで、昨夜再びIKEAへ向かうこととなった。さすがに月曜日とあって、渋滞には巻きこまれなかったが、駐車場はほぼ満車、買物を済ませて無事IKEAを後にしたのは20時15分過ぎであった。それにしても、なぜ家具屋が年中大混雑しているのだろうか?まるで、ドイツ国民全体が常に引っ越しをしているかのようである。ドイツ人は住居には惜しみ無くお金を使う(衣食にはあまりお金をかけない!?)と聞いていたが、それが十中八九本当であることは間違い無い。壁を好きな色に塗ったり、じゅうたんを板の間に張り替えたりは日常茶飯事なようである。私もそんな友人達を見習って、便座と洗面台の取り替えから始めてみよう。頑張るぞ!(ミサ)

 

01月03日.................................................新年あけましておめでとうございます。Y2Kいわゆるコンピューター2000年問題も小さなトラブルはありましたが世界規模の大事に至らず、まずまずのスタートを切り世界中が「ほっ」という感じですね!良かった良かった。シテイマガハンブルクもあっと言う間に4ヶ月を迎えようとしております。今現在2000以上のアクセスを戴きスタッフ一同心より御礼申し上げます。微力ではありますが確実に役立ち情報を提供していきますのでこれからも応援宜しくお願い致します。(スタッフ一同)

 

 

12月27日.................................................24日のクリスマスイヴ、楽しみにしていたクリスマスホームパーティーは大成功であった。友人のアパート(約130qmの夢のようなアルトバウ)で男女5人、料理の仕込みからプレゼント交換、カードゲーム対決(6Nimmtという七並べに似た単純で誰もが楽しめるカードゲーム)まで約10時間を共に過ごした。部屋には上品に装飾されたクリスマスツリーや、たくさんのろうそくが飾られ、ムード満点。さすがスタイリストを職業にしている彼の部屋である。深紅に塗られた壁がなんともロマンチックで、私はトロけてしまいそう。10DMプレゼント交換会に用意した私のプレゼント(ドレッシングミックス瓶)も喜ばれ、安心した私は、深夜3時までワインを飲み続けたのでした。翌日は夕方まで死んだように眠っていたのは言うまでもありません。今から今週末の「ミレニアム」にむけて寝溜めと胃壁を強化しておこう! (ミサ)

 

12月21日..................................................先週はパーテイ三昧であった。15日にはアトランテイックホテルで開催された恒例の独日忘年会。元市長のフォシェラウ独日協会会長、総領事の若林氏をはじめ約250名のドイツ人と日本人との日独交流会で、ハンブルクの郷土ダンスや様々なアトラクション、トンボラ等楽しいひとときを過ごした。17日はフォトニカといって昨年ハンブルクにオープンし破竹の勢いで売上げを伸ばしているレンタルデイア専門会社のクリスマスパーテイに招待された。ロベルトコッホ通りにあるキッチンスタジオ(2000qm)を借切ってあり、今巷で有名なヴォルフガングという料理人が仕込みをしていた。もともとここは各種キッチン製品のショウルームだが真中にはドーンとグランドピアノが置いてある。その周りに小さいローソクを沢山ちらばめ、テーブルにはクリスマスの雰囲気を醸し出す小道具が一杯......ちゃんと16人分のセッテイングがキッチンの前に用意されてあり、料理人ヴォルフガングの作業が逐一見えるのである。ハンブルク版「 料理の鉄人」風なのだ!20時集合だったが9時にやっと全員揃い、まずはシャンペンで乾杯!皆が持って来たプレゼント(自分にとって不要な物が条件だからなんでもOK!)をピアノの上に置く。社長のマンフレッドが席順を決めて皆着席。マイセンの食器の上に本日の品書きがちゃんと印刷されてある。白ワインはDomaine du Tariquet-Gascongne Sauvignon、赤ワインはSan Giovese di Toscana。まずはスカンピイサラダ、あっさりしたイタリアンドレッシングと軽くガーリックで炒めたスカンピイが美味。次に舌触りがまろやかなポテトクリームにブラックトリュフをちりばめたスープ。メインはじっくりローストしたカモのモモ肉。特製ヴォルフガングバーベキュウソースとレッドキャベツ、そして軽く炒めたクニュードルとのコンビネーションが絶妙!ここまで約2時間! そしてデザートのマルチパンクニュードルにけしの実を細かく砕いたクリームソース!........ウームさすがに噂のコックさんではある........まさに極楽であった........! しかし最後のデザートが出て来たのが12時過ぎ..........とにかくヨーロッパ人(ドイツ、イギリス、ポルトガル、スウエーデン人が参加していた....そして日本人)は会話が好きな人種である。それも食事をしながらである.......解散したのは2時を過ぎていた.......。少し疲れたがそういう素振りは一切見せず、本当はまだいたいんだが明日が早いからと言い訳をいいながらキッチンスタジオを後にした。もちろん次の日はお昼過ぎまでベッドの中で「眠りの鉄人 」になっていた。...........Also Frohe Weihnachten! (松永)

 

 

12月5日..................................................今日は2.アドベントである。快晴である。今年最後のゴルフコンペをキャンセルしなきゃよかった!2ー3日前からの雨や嵐を考えたら当然のチョイスと思われたが.....期待を裏切って快晴素晴しい天気である。クヤシイー....やはり日頃のおこないが良すぎるのか?そういえば12月2日も裏切られた事があった。暖房メーターを調べに来るオッサン(ハイツングレーザーナニナニ)が指定の時間に来なかったのである。わざわざ会社からその時間だけ抜けて自宅待機していたにもかかわらずである。指定の時間からさらに20分待ったが来る気配がないので会社に戻って仕事をした。帰宅してポストを見るとその暖房メーターを調べに来るオッサンからラブレターが置いてあった。内容は「 私が指定した時間にあなたはいませんでしたね!10日にもう1回15時から17時の間に来ますから今度はチャントいてね!もしまたいなかったら今度来る時には60マルク実費をとるからね! 」........コノー! さっそくこのメーター会社に次の日電話をした。「お前らエエ加減にせいよ僕は指定の時間にちゃんと待っとんたんやー!14時20分まで(手紙には12時から14時の間に来ると書いてあった)来なかったじゃないよ!エー!! 」 返事:14時30分に伺いましたが不在でした。 僕:遅くなるならなるで連絡せんかい! 返事:その日は他宅で時間がかかりましたので! 僕:そんなのお宅の問題でしょうが! 返事:とにかく10日にもう一度伺います。必ず自宅に居て下さい。今回まで無料ですヨ! 僕:.........コノー.....  もうあきらめた。なにを言っても謝らないドイツ人! 殿様商売している所はこんなもんよね。ああー超むかつくがここはドイツだからと自分で自分を慰める.......10日は15時からオッサン来るまで何時間でも待ったるゾー! そうだ!知合いからビットブル(噛み付いたら死ぬまで離さない小さいが獰猛な犬)を借りて来よう!.....クク...10日が楽しみダ! (ノブ)

 

 

11月23日..................................................いよいよ寒くなって来ましたね、風邪には要注意ですゾ!ハンブルクの街にもにわかにクリスマスの雰囲気が漂ってきました。ゲンゼマルクトを始めいろんな場所でクリスマスマルクトが開かれていまーす。まずはアドヴェンツクランツを購入しましょう。手作りを希望なら材料はもみの木、太くて短いローソク4本、松ボックリ、各種リボン等など独自のデコレーションで楽しむのも良いかも。このアドヴェンツクランツは11月末の日曜日から、正確に言えばクリスマスの4週前の日曜日からクリスマスシーズンが始まりますが、この期間をアドベント(待降節)といってその待降節の時に使います。今年は28日にまずは1本目のローソクに灯をともし、12月5日に2本目.......最後の4本目が12月19日....そしてメリークリスマス!........毎年このクリスマス後には南島カナリア諸島にゴルフ三昧、スペイン料理三昧を堪能してきたが今年は残念ながらハンブルクにいなければならない。理由は簡単!2000年問題を確認したいのだ。何が起こるのか誰にも解らないのである。Y2K-Project時差8時間を利用して12月1日から1月4日まで東京ーハンブルク間をインターネットTVで24時間ライブ放送を行う。つまり東京が2000年を迎えた時ハンブルクはまだ12月31日の16時なので東京(日本)で何が起こるのかをしっかり見据えてこちらの対処策を検討しようと言う事である。さあーどうなるかカウントダウンは始まっている。 (松永)

 

11月15日..................................................信じられない事が起こってしまった。月曜日に注文したi-Bookがなななあーーーんと5日後の金曜日に入手出来たのだ!!!この時期に注文したらまあ1ヶ月が普通、年内に入手すれば良いだろうと思っていたが....ままさかの5日納品であった。理由は簡単、i-Bookのブルーではなくオレンジを注文したのが正解だったみたいだ。読者の皆さん、もしも早くi-Bookを購入したければオレンジモデルをお薦めしますヨ!(やす)

 

 

11月5日..................................................Red Hot Chili Peppersというアメリカの人気ロックバンドを御存じだろうか? 入れ墨がトレードマークでちょっぴり過激なバンドではあるが、ベースのフリーは世界で もトップレベルのプレーヤーであり、本当に実力のあるカリスマバンドなのだ。 この夏、約4年ぶりのアルバムを出した彼らは、目下ワールドツアー中である。 今年8月、コペンハーゲンでヴォーカルのアンソニーをバッタリ見つけ強引にサインをもらった私は昨日待ち焦がれていたライブを見にSporthalleに行ってきた。 さすがレッチリ のライブである。会場は超満員、煙草の煙りが立ちこめ、熱気に包まれている。前座バンドの演奏があった為、彼等が登場したのは21時過ぎ。 1曲目から観客(特に前方の熱烈ファン)は大暴れ、いつ怪我人が出ても不思議ではない。 ...........しかし、最後までパワフルだったのは、レッチリのメンバーのほうであった。興奮していたファンも10時半を回ったあたりから疲れをみせていた。若者よ!ビールの飲み過ぎには注意しなさいヨ?!  しかし、ビールが1杯6,50マルクはちょっと高いんじゃないの! 協賛のHolsten社の方、もう少しなんとかなりませんかネ?.............................(ミサ)

 

 

11月2日..................................................あっと言う間に11月.....紅葉も色霞み冬の足音がそこまで........といいたいが、まーだ暖かい、分厚いコートを着ると汗が出る。こういう時期に風邪にかかりやすいので皆さん充分注意してくださーい! さあて今日はメイドインジャーマニイというパンフレット作成の為純粋なドイツ製品を取扱うお店を取材してきた。シュタインウェイ、ツヴィリンク、ブリイ、ローゼンタール等など、なかでも興味深かったのはモンブランのマイスターシュトック75周年記念ゴールドモデル!残念ながら本物は見れなかったがイラストレンダリングを見て驚いた!マッキントッシュのi-Macを始め最近はスケルトンブームであるが(スケルトンカップヌードルも出回る世紀末である)モンブランよお前もか!.........と叫んでしまいたくなるようなスケルトンである。だがそこは流石に内容が違う、18金を贅沢に使いレンダリングを見ただけでも優雅でセンスのある絶品限定版である。値段も54000マルクと絶品、また制作期間も1ヶ月で2個しか作れない絶品物。.............ウームところで買う人はいるの?という質問にモンブラン直営ハンブルク店長曰く、1週間前に1個某ハンブルクの紳士が注文されたとの事............ウームところで納期はいつ?という質問にハンブルク店長曰く................はい、2002年の秋です。...........ウーム参った!作るも待つも良いモノにはじっくり時間をかける.......時間をかけて出来上がった素晴しいモノは何世代にも継承されていくのであろう!これがドイツ製品の真髄かもしれない。こういう職人気質がまだ存在するドイツが好きなのは僕の他にも沢山いるだろう.......oder? そうだうっかりしていたが.....ハンブルク店長にその限定版の支払いは先払いなのか後払いなのかを聞くのを忘れていた。後で聞いてみよう......余計なお世話か?.............ウーム皆さん風邪に注意!?...............(松永)

 

 

10月29日...................................................総工費20mio.マルク、改築期間5ヶ月ホルテン系列の量販店SATURN(TV・VIDEO・COMPUTER・MULTIMEDIA等各種)が28日にメンケベルク通りにオープンした。いやはや日本の有名デパートを思い出すくらいの人ごみであった!めざすはi-Mac。普通は専門店にしか置いてないのだが........でもアッタ!それも3機種!ブルー・オレンジ・そしてExtra-Version................がしかし値段は他の専門店とまったく同じ。しかも発送は3週間(他の専門店は2週間)......ガッカリ!まあこんなもんよ.....と気を取り戻し帰ろうとエスカレーターへ向かうが、大混乱!!!!ななんとこの量販店SATURNを出るのに20分かかってしまった。そのとき思ったがこのお店は上りのエスカレーターは2台作動して下りのエスカレーターはたったの1台!!またさらにこの時非常階段は使えなかった!これって.....もしなにかがあったら........恐いぞ!......という事でオープニングよりも時期をはずしての買物がよろしいようで。ほな............(やす)

 

 

10月27日...................................................93年ホンダオープン(PGAゴルフツアー)がハンブルクのGut Kaden Golf Clubで開催された。ランガーがマスターズで2度目の優勝を決めドイツでのゴルフ熱に加速を付けた時期だ。カプルス、ウーズナム、ライルまだ無名だったアーニイ・エルスもいた。そしてニッカーボッカーをトレードマークにしたナイスガイのペイン・シュチュアート...................僕はホンダオープンの仕事を手伝っていたので有名プレイヤーと直接話が出来た。(役得というやつである)日本食の好きなウーズナム、ライル。やたら女性に人気のあったペイン・シュチュアート、クールなカプルス...................賑やかなプロアマのパーテイを思い出す。........................ペインよ安らかに眠れ..合掌!.............(のぶ)

 

 

10月26日....................................................週末久し振りにBIRDLANDでライブSwing Jazzを堪能してきた。................もう10年以上前になるが日野皓正ヨーロッパツアーのスタートがハンブルクのバードランドだったと記憶する。当時の バードランドは40人も入れば一杯で熱気もムンムン、約3時間にも及ぶ彼独特の迫力と繊細なライブに僕はすっかり魅了された。ステージが終わり気さくに声を掛けてきた日野皓正さん、話題が豊富で実に魅力ある人物である。一気投合した僕らは翌日の晩飯をレストラン大都会(残念ながら今は無い)で食べる事を約束して別れた。(バードランドでの飲み代は僕が支払ったので大都会での晩飯は日野さんの番であった)翌日僕はチャッカリ彼女のアンジェラも連れて行った。彼の話術と雰囲気にすっかり魅了されたアンジェラと3人で食後ドーム(移動遊園地)で楽しい1日を過ごした。.......................あれから10数年、昨日25日で57才の誕生日を迎えた日野皓正さん。これからもガンガン日野ライブパワーでファンを魅了させ続けて下さい。(松永)

 

 

10月21日.....................................................CARPATHIA号という船を御存じだろうか?この船を知っている方はかなりのタイタニックファンといえる。1912年4月15日、1503人の命を奪った豪華客船タイタニック号。(デイカプリオ&ケイトウインストン主演の映画を観た方は沢山いると思うが映画の後半にほんの数秒CARPATHIA号のロゴが見れる)このタイタニック号からのSOS信号を最初にキャッチして705人の人命を救助した船である。CARPATHIA号も数奇の運命を辿り1918年に沈没しておりその行方は謎であった。........が最近アトランテイック イギリス近海で発見された。なんと81年の歳月が流れている。ウーン、タイタニック号の影に隠れていたが.........CARPATHIA号発見!よかったよかった。実は先日プリミーレというTV番組でタイタニック号の映画を放送していたので再度観てしまった。何回観ても目頭が熱くなる良く出来た映画である。 (のぶ)

 

 

10月20日.....................................................今朝バスに乗っていると信号待ちしていたバスの運転手さんが急にバスから飛び下りて行った。何事かと彼の行動をみていたら信号待ちの歩道で60才位のお爺さんが倒れていた。周りにいた数人の歩行者がすでにお爺さんの肩を持ち、起き上がるのを助けていた、貧血だったのかも...........そのお爺さんは何事もなかったように助けられた人にお礼を述べて信号を渡って行ってしまった。助けたドイツ人達もこれまた何事もなかったように別々の方向に去ってしまいバスの運転手さんも出発進行。ほんの数十秒の出来事だったが何故か清々しい気持ちになったのは私だけだったのだろうか?........(YR)

 

 

10月19日.....................................................やっとハンブルクらしい天候になってきた。今は紅葉が素晴しいが冬将軍の訪れは早いだろう。それにしても今年はドイツ全域で好天気が続いたものだ、僕は思いっきりゴルフを堪能した........腕は上がったが仕事の売り上げは下がってしまった。(笑)まあ何事も程々が宜しいようで! (のぶ)

 

10月18日.....................................................最終日の16日にハンブルクのタリア劇場で公演された近松門左衛門原作の傑作「曾根崎心中 」を観てきた。90%以上はドイツ人。その中には2時間かけて電車を乗り継ぎこの浄瑠璃を観にきた若いドイツ人もいた。もちろん日本語で物語は進行していく、ドイツ語訳はカタログに記してあるのみ、大体のストーリイを把握しておかないと理解出来ないだろう。まあ僕がイタリアオペラを観る感じに近いのかも.......しかし人形の動きは滑らかで素晴しいものがあり特に徳兵衛の足裁きやお初の優しい仕種は絶妙だ。かぶりつきの席が無くOberrang階上で観ていると面白い発見をした。黒子さん達の何人かは高下駄(布で巻いている)を履いていた....これは背の高さを調整しているのか?はたまた音を出す為なのか?素朴な疑問を持ってしまった。御存じの方がいれば一報下さい。ベルリンを皮切りにドイツ中に文楽旋風を巻き起こしていかれた人間国宝の竹本住大夫、吉田文雀さんら御一行、御苦労様でした。ハンブルクッ子達も文楽の魅力を充分に堪能した事でしょう。(松永)