ハンブルクッ子達シリーズ第2回は10月11日に17才の誕生日を迎えたシュテファニイを紹介しよう。

彼女はギムナジウム11年生(日本でいうと高校2年生)。このシステムを少し説明してみよう。

このギムナジウム(Gymnasium)は5年生で入学し13年生で卒業する、9年制の大学進学のためのコース。ちょうど日本の中学校と高等学校が一緒になっている感じだが日本のように中学1年生とか高校3年生とかいわないで小学校から通しで数えて、ギムナジウム7年生とか11年生という呼び方をしている。ギムナジウムには、そこで主に学習する学科によって、現代語系(英語・フランス語)古典語系(ギリシャ語・ラテン語)数学・自然科学系・経済学系・音楽系などの種類があり、これらの分野(Zweig=ツバイク)から自分の将来の目的にあったコースをひとつだけ選ぶのであるからずいぶん早い時期に将来の方向決定を迫られる事になる。最終学年の13年生の終わりには(5月頃)アビトウア(Abitur)がある。これはギムナジウムの卒業試験と同時に大学の入学資格試験の役割を果たしている。つまり、このテストの結果で、その後入学を許される大学の学部が限定されてくるのである。

さて話をシュテファニイに戻そう。家族構成は父親ルデイガー55才(不動産業を経営)。母親バーバラ44才(主婦)弟マックス14才(ギムナジウム8年生)ベン5才(ワンチャン)の4人+1匹である。

俳優志望のオシャレで明るく勝気なハンブルクッ子である。今年の夏にロンドンで2週間の語学研修.............とはいっても友達6人(もちろん女の子)とデイスコ三昧だったらしいが...........初めて親元を離れて友達6人だけのロンドン旅行は彼女にとってとてもエキサイテイングだったみたいだ。

そこで知り合ったロンドンッ子(もちろん男の子)の話やショッピング、デイスコの話題は尽きなかった。ハンブルクに帰って来てからの週末の過ごし方はもっぱらエレファントやドックスなどのデイスコ巡りや自宅で親しい友達を呼んでパーテイを開くという。女の子達だけのパーテイってどんな話題がでるのって聞いてみたら......音楽・ファッション・嫌な先生の話・そしてもちろん男の子の話題がメインになるとの事。まあテイーンエイジャーの話題は世界共通ですな!

彼女のホビイはダンス・Akte-X(ドイツのTV番組)を見る事・マドンナのCDを聴く事等など。好きな食べ物はサンドウイッチ・トマト・チーズサラダ・ピッツァ・アジアヌードルスナック(マギイ製)好きな飲み物はシュナップス・ゼクト(これ両方ともアルコール!)レッドブル(これ強精ドリンク!?)活動的な彼女には必携品なのでしょう!すごーい。

そして最後に理想的な彼氏はどんなタイプ?「そーね。まず3才位年上で身長は185cm以上、スポーツマン、ユーモアがあって清潔な人はいいなあ!そして目はブルーで髪は黒。」........ブルーアイで黒髪?おいおいちょっとアンバランスではないの?との質問に「貴方の黒髪なかなか素敵よ!」......(ドキドキ)お世辞もなかなか上手い未来のロミイ・シュナイダーの誕生を期待しよう。初代ファンクラブの会長はもちろん僕が担当しますです。はい。ガンバレー!シュテファニイ!

シュテファニイがいつも携帯している家族の写真(4年前)
今年の夏にロンドンで語学研修。